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   なるために
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今日 では巨匠とか天才と呼ばれて世界の称賛を受ける優れたピアニストでも、自分の演奏に使用するピアノの調律は気にいった調律師に任せています。

逆に言えば、ピアニストの信頼にこたえられるような技術力と音楽感覚を持つことが、調律師の目指すべき目標だということになります。芸術を支えているのは、大ピアニストだけではありません。
ピアニストの希望や芸術性をよく理解した調律師がいてこそ、初めて 「ピアニストの意図を実現する」ピアノが存在するということを忘れてはなりません。

しかしながら、調律師が扱うのはピアニストが演奏する コンサート用グランドピアノだけではありません。 調律師は一般家庭用のアップライト型ピアノも、学校や音楽教室にあるピアノも扱います。

中には保管のし方や使い方 が悪いために、通常の調律だけでは直らないピアノの修理まで、調律師が行うこともあります。
調律師が行う仕事を一口に調律といいますが、厳密に言うならば、調律は作業の一部です。

狭義の「調律」とは、音楽的原理に基づいて最も基本的な音程をつくる作業のことを言います。 調律師はこの他に、最もよい状態で音を発生させる楽器にそのメカニズムを仕上げる 「整調」の作業、さらにイメージ通りの微妙な音色をつくりだす「整音」の作業を行います。 この三つの作業を総合して調律またはチューニングと呼んでおり、広義の調律はこの三つの作業を含みます。

ここでは狭義の調律 について、一般的な手順に従って作業の進め方を説明します。


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