社団法人 日本ピアノ調律師協会は、このたび120年前 日本に始めて正式に洋学を伝えたアメリカ人音楽家L.W. メイソン博士が残していったピアノを、所蔵している東京芸術大学の協力のもとに完全修復し、10月18日より4日間「池袋サンシャインシティ」で催される「楽器フェア」の開場で一般公開する。
毎日、演奏タイムも予定されている。
日本古来の5音音階に対し、洋楽のドレミファソラシドの7音音階を導入するためには、メイソン博士創案の「唱歌掛け図」が大変有効だった。
現存する掛け図の原寸大の複製の一部も展示する。
又、同じに輸入された「バイエル ピアノ教則本」20冊のうちの2冊が展示される。
メイソンの書き込み、手垢で擦り切れたページが文明開化の舞台裏の苦闘を忍ばせる
今、あらゆるジャンルで隆盛を極めている日本の洋楽の原点が、この明治13年の「洋楽事始」にある。東西の音楽を一つにしようとした日米の先人の知恵、一日も早く 世界の音楽に追いつこうとした伝習生の気迫、そして明治期に人々を魅了して止まなかった「洋琴(ピアノ)」の甦った音色に接することは、 日本の洋楽のアイデンティティを知る上で貴重な機会である。
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